2018年1月17日 (水)

(626) 代理ミュンヒハウゼン症候群に注意

代理ミュンヒハウゼン症候群ってご存知でしょうか?

代理と付くからには、ミュンヒハウゼン症候群から話を始めなければならないと思います。

Wikipediaで調べると「症例として周囲の関心や同情を引くために病気を装ったり、自らの体を傷付けたりするといった行動が見られる。1951年にイギリスの医師、リチャード・アッシャーによって発見され、「ほら吹き男爵」の異名を持ったドイツ貴族ミュンヒハウゼン男爵にちなんで命名された」とありますが、私の理解では、病気のふりをするとみんなが注目し優しくしてくれるのに味を占めた人の振る舞いを思い浮かべて頂ければと思います。

そして、代理がつくと、「傷害の対象が自分自身ではなく何か代理のものであるような精神疾患である。 多くの場合、傷害対象は自らの子や要介護者であるため、児童虐待、高齢者虐待、障害者虐待と同列に挙げられる」ということになりますので、これも私の理解では、自分の子(等)を、敢えて社会的弱者にしてその看護者となることで、世の同情と注目を集めるのに味を占めた人の振る舞い、ということになります。

人の注目を集めることは、ものすごく強い強化子として作用するようです。だからこそ、売れなくなった女優が肌を晒したり、R18のビデオに出たりしてでも、注目を集め続けようとするのだと理解しています。

ちょっと話が大きくなり過ぎました。ただ、私たち発達障害の子を育てる親は、親同士の集まりなどで、わが子のエキセントリックさを必要以上に強調して話をしていないか、その苦労に共感を得ようとして大げさに言い過ぎていないかについて、自省をする必要はあると思っています。もしかしたら、周囲の注目を集める快感を求めているのかも知れない。こういう反省は、やはり必要なのだと思います。

もちろん、逆に本人の名誉を慮って控えめに言い過ぎている人もいるでしょう。それはそれで、事実から離れてしまう点で問題だとは思いますが。

大げさに言うことで問題なのは、療育の成果で奇矯な振舞いが減ってきたことを自ら否定的に捉えてしまうということです。せっかくやってきた自分の取り組みを、認められないというのは、とてもモッタイナイことです。

わが子の成長を客観的に、過大にでも過少にでもなく受け止めて評価する。この姿勢を維持することで、次の更なる成長を促す環境が整うと思っておりますので、他者の評価を得ようと言う気持ちが強くなっていないかについて、厳しめに自らを律することは、とても大切だと思います。

2018年1月 8日 (月)

(625) 冬休みの終わり

今日で冬休みが終わります。息子は今日までかかりましたが、何とか宿題を仕上げることができました。

スキーにも行けましたし、それなりに充実した時間を過ごすことができたのではないかと思います。

中学校の宿題って、結構なボリュームです。改めて見ると、こんなことを覚えても将来使わないよなあ、と思う内容も多いです。息子は理科が嫌いなんですが、実験器具名を覚えることに生理的な嫌悪感を感じているようです。

数学もイマイチで、発達障害にありがちな理系で何とか身を立てていく、ということは難しそうです。

でも中学校生活もあと1年3カ月を切り、受験までを考えると約1年ですから、何とか本人がやる気を持てる進路を見つけて欲しいし、親としても探してあげたい。

今年の我が家の抱負と言えば、このことになるでしょうか。

2017年12月 2日 (土)

(621) 土曜授業があっても

息子の特性全開部分は、嫌なことがイレギュラーに発生することに対する耐性が低い、言い換えるとそれによる不満が大きい、という点が挙げられます。

「土曜日に学校で授業がある」…これはまさに、その条件にピタリと当てはまる事象です。

しかし、ここのところ、昔のようにぶつぶつ文句と不満を垂れ流すことはなくなっています。もしもタイムスリップできるなら、小学校時代の親をやっていた自分に、このことを伝えたいくらいです。

いや、昔は前の晩から「どうして学校に行かなければならないんだ」、「学校なんか無ければ良いのに」、「学校なんて爆破してやる」等々と呪詛と反社会的発言のオンパレードでした。それが無くなった今は、ラジオ体操の歌のように、「新しい朝が来た、希望の朝だ」と感じられます。

おまけに、本当はジャージ登校をしなければならないところ、本人がその持ち帰りをスカッと忘れていたために、その分早く登校して着替えなければならない状況という、自ら招いたビハインドにもめげず、キチンと早めに登校して行きました。

発達障害児は、遅くとも確実に成長するということは、読者の皆様に声を大にしてお伝えしたいことだと改めて思いました。

2017年10月12日 (木)

(615) 最近の疑念

息子が通う中学校における定期テストも終わりました。

ボチボチその結果も返ってくると思います。

息子は、先の三連休を利用して、お座敷列車に乗りに行ってきたとのこと。

息子がお座敷列車に乗ったのは、これが初めてではありません。ですので、私が「一緒に乗った人に話しかけられたりしないのか?」と質問したところ、

「あまり話しかけられたりしない」との答えが返ってきました。

旅の楽しみはおいしいものとの出会いと人とのふれあい、と思っている私には理解不能なところではあるのですが、戻ってきた息子は、それなりに満足しているようです。

ここのところ、特筆すべきこともない、ありきたりの日常生活を送っています。

そういう日を望んでいながら、いざそうなると「これで良かったのだろうか?」との思いが頭をもたげます。

発達障害児育児は、普通を志向するものになることが多いと思います。でも、いざそれがそこそこ実現した時に去来するくすぶり感をどうするのか、が最近の懸念事項であるとともに今後のテーマだなと感じています。

2017年9月24日 (日)

(613) テスト前

息子の学校では、来週に定期テストが行われるようです。

妻が、テスト範囲を把握して、課題を出してやらせているのですが…

ちょっと目を離すと手が止まっているdespair

…ことが多々あるようで、困っています。とりあえず、学習をしなければならないことは理解しているのですけれど、集中力というものが基本的に弱いんですねぇ。

しょうがないから、妻が脇について見ていると、そこそこ進むようですけれど。

同じような話は、補習塾の先生からも聞いていて、「課題に取り掛かってしばらく経つと、ぼうっとしている」けれど、「席の近くを通ったり、目が合うとまた始める」らしいです。

何とか学習習慣が身についてきたので、次は集中力だなあと思っています。

2017年8月13日 (日)

(610) 突然の予定変更

8月に入った当初まで、我が家は今夏、私の実家の名古屋に立ち寄った後、妻の実家の九州に向かうという計画を立てていました。

具体的には4日に車で名古屋に向かい、6日AMまでは名古屋に滞在し、6日PMに車で名古屋を出て、大阪南港からフェリーで九州へ、と考えていました。さすがに全部車だとシンドイので、門司まではフェリーで楽をしようと思ったわけです。なお、7日には私は会社に戻ることとしており、大阪まで私が運転した後、そこで別れる予定でした(その後は、飛行機で羽田に戻ろうと思っていました)。

しかしながら、ご高承の通り台風5号がまるで狙っていたかのようにこの日とかち合ってしまいました。おかげでフェリーは早々と欠航を決めることとなり、かといってそれほど運転がうまくない妻が名古屋から全路線を高速運転することも、私が急遽休んで九州まで連れて行くことも不可能という状況となりました。どうした者か…と妻と検討した結果、妻子は名古屋から新幹線+特急で向かい、私は名古屋から一人で車で帰る、ということがベストかは不明だけどベターであろう、という判断をするに至りました。

本来、車は田舎で移動手段がないことを考えて持っていくことを考えたのですが、この状況であれば否応もありません。また、フェリー会社は行きの便が欠航だった人については、帰りの分も無条件に返金するという対応を発表してくれたことも、この決断を後押ししてくれました。

この予定変更の内容について息子に説明したところ、直前の予定変更という自閉系の子の特性的に最も苦手とすることだと思って身構えていたものの、意外とすんなり「わかった」と言ってくれたので、拍子抜けしました。

ただ、「名古屋から先はお父さんと別れるのだから、君が頼りなんだよ」と言ったところ、「何で?」と即更問が出されたのは、状況を客観的に見る能力がまだ足りないことを端的に表していて、痛しかゆしだなあと思ったことでした。一家の長男であり、電車には詳しいところも期待したのですが、こちらは残念な結果となりました。

幸い、台風が九州の南、四国の南をかすめて進むという新幹線とは離れたルートを通ったため、途中で止まるようなアクシデントも起こらず、変更時に期待した通り、無事に妻の実家までたどり着くことができました。

普段、一人で列車に乗る趣味での経験が、今回の突然の変更による動揺を鎮めたのかな、と考えています。

なお、私は本来予定していなかった車での東京帰りとなり、いつもの秦野中井以降で渋滞に巻き込まれることとなりましたが、これはやむなしでしょう。

取りあえず私は、一週間静かな日々を過ごしています。

2017年7月17日 (月)

(607) 夏休みも近い

テストが終わり、3連休のうち一昨日・昨日は家でのんびりしつつも、今日は早起きして電車に乗りに出かけました。

当家のシステムとして、勉強時間に応じてもらえるお小遣いを原資とし、それを貯めて電車に乗りに行くという行動スタイルは、彼にとっては勉強をすると電車に乗るためのお金がもらえる、親にとってはそれでインセンティブを持ってもらえるならお安い御用、ということでWin-Winの関係になっています。

「勉強は自分のためのもの。金をもらってやるなんてもってのほか」というご意見もあるとは思います。でも、働き方改革を持ち出すまでもなく、基本労働にはキチンとした対価が必要だと思いますので、これはアリだというのが当家の見解です。

テスト期間は、ある意味彼にとっても稼ぎ時であるとの評価もできます。それに加えて、勉強することによって少しではあるが前回よりも点数が良くなっているという事実自体も、彼にとって勉強をするための強化子になっているように感じます。

ちなみに、テストの結果においては、科目によっては明らかに取りこぼしている問題もあるようで、そういうものを減らすことで後もうちょっと点数を稼ぐことができるようになる、と思っています。

3連休も終わりですね。夏休み直前に3連休って何の意味があるんだ? というご意見をネット上で見かけますが、大人にとってはそれも大事な休養期間であり、テスト明けの子にとってもそれなりに意味があるひと時となっているように感じます。

発達障害の子は、自由な行動が苦手であって余暇も持て余すことが多いということですが、その点クリアしつつあることを寿ぎたいと思います。

暑い日が続きますが、皆さまご自愛下さい。

2017年6月25日 (日)

(605) 試験が終わって

先週は、中学校の定期試験でした。

想定外に難しい問題が出たようで、本人はできなかったと沈んでいましたが、試験は待ってくれません。幸い、その後の他科目はそこそこ取り組めたようです。

まだ、その結果は出てきていないものの、一学期の試験は終わったこともあり、今日は乗り鉄の旅に出ていきました。

上機嫌で戻ってきましたので、それなりに楽しめてきたようです。

試験の結果がどうなるのかはわかりませんが、何はともあれ無事に試験を受けられたことは、良かったと思います。

ただ、公立中学校の場合、成績は試験だけでは決まりません。普段の授業に向かう姿勢も見られます。実は、家庭学習の課題となったプリントの提出について、いくつか出せていないものもあり、妻が尻を叩いて昨日中にプリントを仕上げさせていました。これを提出しないと、成績の向上も覚束ないものの、さてどうなるでしょうか。

もうすぐ夏休み、中学校は3年しかないことを考えると、夏休みが終わればもう中学生活も折り返しとなります。当然のことながら高校受験が近づいてきており、どこを志望校とするか、親として悩ましい時期も迫ってきていることを薄々感じています。

2017年6月18日 (日)

(604) 試験勉強

体育祭が終わって、定期試験の時期を迎えました。

息子も、ブツブツ言いながらも勉強をしています。

ただ、昔に比べるとブツブツ言う程度・頻度がかなり下がったなあと感じています。

今、補習塾に通わせていて、この前塾の好意で決まった日時以外にエキストラで講義を受けることがあったのですが、以前であればそういう余計な負荷が掛かると、そのことに対してかなり抵抗し、不満をぶちまけるということがよくありました。これは、例えば学校公開授業等で、土曜日に学校があることについても顕著でした。

その程度が下がってきたことに、成長を感じています。

ただ、それが成績に結びつくのか? については、今後の結果待ちとなりますが…

2017年5月 7日 (日)

(599) GWを振り返って

このGWは、元々の休日の配置が良かったことに加え、昨今の風潮を反映して会社が休暇取得を奨励するようになったこともあって、丸々9日間お休みさせて頂きました。

明日会社に出たら、机の上に書類が山になっているのではないかと一瞬思いましたが、休んだのは私だけではないので、意外とそれほど悲惨な週明けにはならないのではないか、と楽観しています。

さて、この連休は、恒例となった私の名古屋の実家への里帰りを実施しました。

ただ、御想像の通りGWの高速道路は渋滞もひどく、運転する私としては、道が空いている時に移動したいという思いが強くありました。そのため、「何日の朝から何日の夜まで名古屋に帰ります」という予定を明確に立てることはできず、その前後で道が空いたらすかさず行くことにする、という結構アバウトな予定を立てることとなりました。

その結果、日本道路交通情報センターのHPを都度チェックしながら、渋滞が段々解消されてきた「当初の予定の日の前日の夜中」に出てしまうのが一番楽だ、と出発目途1時間前に私が判断し、まさに自閉系の子が最も苦手とする「急な予定の変更」を息子に通告することとなりました。

そうすると、拒絶はなく、大慌てで自分の荷物(ほとんど遊ぶ道具)を詰め込むストレスでブツブツ言うことはあったものの、何とか対応することができました。この点は、大いなる成長を遂げたと言ってよいでしょう。

ちなみに、息子は車のナビ操作もかなり習熟しており、私のドライブのアシストを十分にこなしてくれました。

深夜に帰名することとなり、翌朝大寝坊してしまったのはしょうがないですし、この点はご愛敬でしょう。

なお、実家では親が庭の手入れをやりきれなくなっており、その草むしりも家族総出で行いました。こちらは、息子に伝えてから出てくるまでに結構時間がかかり、貢献度合いはイマイチではありますが、そういうこともできるようになりました。

帰る日は、息子の楽しみもないとということを考え、、一人で電車に乗って好きなところに行って来て良い、ということとしました。JR、地下鉄、あおなみ線、リニモを満喫するとともに、リニア鉄道館にも行けて満足だったようです。

それ以上に、一人で自由に出かけられるようになったというのは、親の負担も下がり、本人の満足度も上がり、とても助かっています。もちろん、携帯電話は持たせています。

ただ、その最後には最寄り駅まで私が息子を迎えに行く必要があって、息子から携帯で電話がかかってきた時、息子は「途中で列車を1本乗り過ごした」ことを伝えてきた一方、私が「今からどこかに行くのか」と聞いたら、「もう帰る」とも言っていて、「じゃあ駅に迎えに行くね」と伝えたところ、「はい」という返事だったので迎えに行ったところ、いくら待っても改札から出てきませんでした。更にこちらからコールバックしても電話に出ない、ということがあり、名古屋の実家に参集した親戚も含めて心配することとなりました。

結果として、息子はそれより1時間遅れで帰ってきて、たまたま最寄り駅に着いた時にこちらから何度かかけた電話に息子が出て連絡が取れました。

駅で息子を拾って顛末を聞くと、元々息子の頭の中にあった予定の電車の一本に乗り遅れたということを電話してきたようで、彼はその後も乗り鉄の旅を続行していた、一筆書きのように電車には乗るもののどこにも立ち寄らないことから「もう帰る」と表現したことがわかりました。

この点については、双方の意思のスレ違いとは健常者間でもそれなりの頻度で起こることを考え、敢えて叱りおくことはせず、ただ「状況は分かったけれど、帰ると言われたら迎えに行っちゃうよ。今後は、自分が駅に着く時間を言うようにしよう。後、家にいる人たちはあなたが大事だと思っていて、みんな心配しているから、家に着いたら『心配をおかけしてすいませんでした』と言うんだよ。そう言えば誰も怒らないし、その後はお父さんかお母さんが説明するから」と伝えたところ、神妙な面持ちで「はい」と応えました。

家に着いて、きちんとその旨を伝えることができました。もちろんみんなも「良かったね」で済んで、本件はそれで終わってしまいました。失敗と言えば失敗ですが、それをきちんとフォローすることで、ダメージを小さくできることも教えられたと考えると、これも良い機会だったと思います。

帰りも、来た時と同様に日本道路交通情報センターのHPを眺めつつ、やはり渋滞が短くなってきた時間を見定め、10分程度はノロノロになったものの深夜とはいえ無事に帰宅できました。

想定外に対する耐性の低さ、自分の考えをキチンと周囲に伝えることが苦手、という特性があることはわかっていますが、多少の裕度を持ってきていることを感じ、頼もしく思っています。

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    こちらの派生ブログです。 こちらが息子を中心に息子の成長の様子や成長に関わり教育や社会について考えたことを書いているのに対し、同じ発達障害絡みではあるものの、広く社会一般を理解する一方法を軽く書いています。 せっかく学んだ発達障害の知識を生かすとすれば、という視点で書いています。
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