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2020年1月26日 (日)

(690) 生産性

昨今、生産性について考えることが多くなっています。

私がこの言葉を聞いて、思い浮かぶのは以下の言葉。

飛鳥尽きて良弓蔵れ、狡兎死して走狗烹らる。(ひちょうつきてりょうきゅうかくれこうとししてそうくにらる。)

意:捕まえる鳥がいなくなってしまえば、良い弓でも袋に仕舞われる。 俊敏なうさぎが死ねば、猟犬は不要になって煮て食われる。

紀元前の中国の歴史書、史記に出てくる言葉です。

乱暴に意訳すると、用が済んだらお払い箱、です。

軽く2000年以上前からあるこの言葉は、私たちにかなり示唆的ではないでしょうか。

生産性の無い者の存在価値を疑い社会から排除すれば、生産性の無い者のいない社会が一瞬はできます。でも、その世界はそれで平和でいられるでしょうか?

今度は、生産性の低い者がターゲットにならないでしょうか? そして生産性の低い者が排除されれば、次にどうなるでしょうか?

こういうことを考えた時、自分が排除されない側に回れるよう、立ち回ろうとする人も出てくるでしょう。そういう人が現れて自分よりも低いと目した他者を蹴落とそうと動き回るさまは、まさに修羅の世界、地獄絵図と呼ばずして何と表現すれば良いのでしょうか?

純粋な人類愛だけではなく、功利的な観点からも、人を生産性でその価値を測って排除することは、いずれ我が身に返ってくる点で下策。

私はそう考えます。

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