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2019年3月10日 (日)

(665) 発達障害をめぐる環境の変遷

気が付いたら、一カ月ご無沙汰しておりました。

受験が終わって行先が決まってしまうと、気持ちがホッとしてしまっているということ、息子や娘の進学に関わる何やかやの用事があること、母の介護があること、そして私自身も会社業務で忙しいこと等々の要因が積み重なって、しばらく書こうという気になれませんでした。ごめんなさい。

ただ、この間にそれほど書くことがあったのかというと、そうでもありません。息子も入試が終わったことを以て、そのまま放っておくと良くないのは火を見るよりも明らかですので、受験後も塾通いは続けさせています。更に、家でも妻が最後の学校の定期テストの勉強を指示してやらせたり、課題の提出に取り組ませたり等、だらけた状態には陥らないように努めています。

また、本人も、多少ブツブツ言うことはあっても、勉強を嫌だとは言わなくなっています。少なくとも、あからさまに拒否はしません。このように、嫌なことにも取り組めるようになったのは、成長だと思います。

思い起こせば、息子の障害告知後、干支が一回りするくらいの時が流れようとしています。義務教育の終了を控え、いろいろあったなあと振り返ることが多くなりました。と同時に、この間には、多くの療育施設にお世話になってきたことを、改めて感じます。

まだ小さい頃にお世話になった旧来タイプの療育施設に加え、ここ数年で、受給者証制度をうまく取り込んだ形での、親の金銭的負担が少ない療育施設も、複数出てくるようになりました。特に、グループとして全国に展開するような施設も登場するようになっていて、この状況は、私が息子の障害告知をされた頃に比較すると、隔世の感があるように思います。

また、NHKをはじめ、テレビメディアでも発達障害について取り上げる機会が多くなりました。特にNHKは何らかの意図があるのではないかと邪推したくなるくらい、折々に特集を組むようになりました。

テレビメディアにも頻回取り上げられ、うっすらとでも前知識が持てるようになったこと、そして療育施設の数が増えたことから、今の親御さんの障害告知を受けた後の対応については、私たちの頃よりも多少は衝撃の大きさが小さくなったのではないか、と思うことがあります。もちろん、比較の話であって、ショックが無いという意味ではありませんが。

ただ、ショックを受けるところまでは同じでも、「この先どうしたら良いんだ?」という未来展望については、情報も得やすくなっているし、取り敢えず次に進みやすくなったのは確かです。

一方で、どのような経路を通ったとしても、最後は我々の子どもも社会の一員としてどのような地位を占めて生きていくのか、という課題に突き当たります。これについては、個々の状況も違うことから正解というのは恐らく無くて、比較の上でより良いと思うものを本人も家族も、ひいては社会全体がそれぞれで考え、選択していくようにするしかないのでしょう。ゼロか百かではなくて、お互いに納得感を探り合うような感じ、とでも言えば良いのでしょうか。歯切れが悪いですが。

残念なことですが、今でも障害者に心無い言葉をぶつけたり、あからさまに避けて通ろうとする人がいるのも事実です。それでも、障害者支援のための法律もできましたし、総体としての社会では、間違いなく理解は進んできていると評価できます。

更に、環境が良くなっていくことを期待しておりますし、自分でも何らかの貢献をしたいと考えています。

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