« (592) 放置できるのも能力 | トップページ | (594) 三連休のお楽しみ »

2017年2月25日 (土)

(593) 発達障害と主治医

発達障害は、持って生まれたもので、かつ今の医学では治らないとされています。従って、絶対に医師に診てもらわなければならないものでも、診てもらえば治るというものでもありません。

しかしながら、医師の診断を受けることで初めて診断名を得ることができ、それを基に例えば障害者手帳の取得ができる等、手続きを進められるようになります。

ただ、児童精神科医の数は少なく、どこの市町村にも普通にいるものではありません。たまに無医村がマスコミ等で問題として取り上げられることがありますが、児童精神科医については、無医市町村の方が遥かに多い一方、それを取り上げられることはありません。

昨今、発達障害に注目が集まるに連れて、診察を申し込んでも中々診てもらえない状態だと言われます。たまに新患を受け付けると、あっという間にそれも満杯になる、というお話を、息子の主治医から伺ったことがあります。

一方で、最初の診断の時から、成長過程の折々で相談できる主治医の存在は、やはり必要なものだと感じています。従って、今の状況は改善すべきことだと考えます。どうすれば、或いはどうなれば児童精神科医が増えてくれるのでしょうか。

他の診療科だと、実際に診てもらう時間は数分のことが多い一方で、児童精神科に息子を連れて行った時に数分で済むことは、経験上ありません。それで、窓口での支払額が時間数に見合って高額になるのかというと、そうでもありません。これって、診療科を選ぶ時にインセンティブが働きませんよね。

しかも、現状では治らない。主「治」医という表現の妥当性が問われる中で、医師としてのやりがい、モチベーションがどうなのか、ということも影響するだろうと思います。達成感が得にくいでしょうし。

それでも、敢えて児童精神科を選んで頂いた医師には、もっと感謝した方が良いのかも、と思っています。

« (592) 放置できるのも能力 | トップページ | (594) 三連休のお楽しみ »

教育制度・環境」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/514748/64937255

この記事へのトラックバック一覧です: (593) 発達障害と主治医:

« (592) 放置できるのも能力 | トップページ | (594) 三連休のお楽しみ »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

twitter

  • twitterやっています

派生ブログ:障害児育児から見た世の中のしくみ

  • 派生ブログ:障害児育児から見た世の中のしくみ
    こちらの派生ブログです。 こちらが息子を中心に息子の成長の様子や成長に関わり教育や社会について考えたことを書いているのに対し、同じ発達障害絡みではあるものの、広く社会一般を理解する一方法を軽く書いています。 せっかく学んだ発達障害の知識を生かすとすれば、という視点で書いています。
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ