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2016年8月

2016年8月26日 (金)

(567) 七五三教育

夏休みも終盤。息子はまだ残っている宿題に四苦八苦しています。

率直に言って、息子が今出されている課題をよく理解できているかについては、かなり疑問符が付きます。

ただ、それが発達障害の属性によるものなのかについては、短絡的に結びつけてはならないと感じています。

一応、ウイスク等を受けさせたことがあり、検査結果で3桁あることを確認している立場からすると、何でもっとあっさり理解できないのだろう、と疑問を感じることは多々あります。

でも、昔から学校教育は七五三教育だと揶揄されてきました。つまり、小学校では7割、中学校では5割、高校では3割しか学習内容を理解できない、ということです。

言い換えると、小学校の内容で3割、中学校で5割、高校では7割の生徒が、学習でつまづいている、ということでもあります。これは、もちろん普通学級に通う子供を想定しているでしょうから、普通の子であっても、中学校の学習内容はそこそこシンドイということがわかります。

こういう健常児育児からの視点をないがしろにすると、わが子の学習の進度に無駄に焦燥を感じることにつながりやすくなります。

少なくとも我々は、わが子が学習で行き詰った時に、これは健常の子の場合どうだろう? という意識を常に持ち続けること、それにより心の平穏を保つことが大切だと思います。

当たり前と言われればそれまでですが、それが結果として、わが子の学習状況の正しい評価につながることを再認識し、2学期に備えたいと考えています。

2016年8月20日 (土)

(566) 規制と福祉

今はあまり聞かれなくなった言葉として、規制緩和があります。

規制による壁を低くする、あるいは撤廃することによって自由競争が促進され、国民の利益が図られるという発想は、決して間違ったものではありません。規制には表裏一体で利権がついて回りますし。そういう無駄を省くこと自体は、悪くないはずです。

ただ、単純に自由競争だけが強まると、優勝劣敗も明らかとなり弱者の居場所が少なくなります。昔は、弱者にあてがう仕事も余裕もありましたが、仕事は機械化や海外流出によって大幅に減少しています。また、国民全体が貧しくなることで税収も下がり、福祉に回せる予算も少なくなりました。もちろん、ゼロになったわけではありませんが…。

だからこそ、自由競争は絶対ではなくある程度の制約もやむなしで、福祉主義による自由主義の修正は現憲法の取る立場ではありますが、その公布からもうすぐ70年が経とうとしているのに、未だに福祉についての理解が浸透していないのは、なぜなのだろう? と思います。

弱者は弱いから弱者なのであり、弱さは人間の価値とは別のもののはずですが、何かの拍子に弱者に人並みを強いたり、それができないと見下げたり、と言った風潮・論調が出てくる実態を憂慮しています。

何かあった時の安全弁があることは誰にとっても好ましいことであり、実際にそれを使えることは喜ばしいとなぜ思えないのか。

まだまだヒト科の生き物として進化する余地がたくさんあるのではないか、と思います。

2016年8月13日 (土)

(565) 持って生まれた形

若干の反省も込めて書きますが、発達障害の子を育てていると、どうしても社会性の低さに目が向きます。

「人とうまく関われない、これは何とかしなければ」と思う気持ちはまっとうなものですし、親としてその思いを強くすることは、当然だと思います。

でも、元々子供が持って生まれた形は、健常児の形とはかなり違っているのであって、その「へこんだ」部分ばかりに目を向けるのはどうなのだろうか、多少は伸ばせてもへこみをきれいに埋めることまでは無理なのではないか、と思うのです。

そこに莫大な時間と労力をかけるよりも、もっと強みとなっている部分に力を注ぐべきなのではないか、弱みは頑張ってもせいぜい多少補える程度なのだから、そこでの勝負は最初から降りるべきなのではないか、ということです。

中学に入り、学習が難しくなってきたことからも、有限な時間をまだ残っている強みである学力に振り向けるべきなのだろう、と思い至るようになりました。人柄で進学はできませんし。

本人も、勉強ができるようになりたいという気持ちがまだあるようですし、軸足をそちらに移し始めています。

小学校時代と異なり、残り期間を考えると、これはやむを得ないことだと思います。

2016年8月 7日 (日)

(564) 家族の帰省

今、私は一人暮らしをしています。年に一度のこととなりますが、妻子を妻の里に届けてきました。

家族がいると、8月だというのに「うるさいなあ」と思うことも多いのですが、一人で家にいて、セミしぐれのみ聞こえる炎暑の昼下がり、正直時間を持て余しています。coldsweats01

ただ、そういう「ムダな時間」というのも、実は大切なことなのではないかと考えています。携帯やスマホでいつでもやりたいことができるようになった結果、暇を味わう機会も減ってしまっていると感じており、それが心の余裕を奪う一因となっていないか、と考えてしまうのです。

今回の帰省では、久々に元気を取り戻し(と言っても昔の6割程度)、二人とも家にいることができた妻の父母が、歓迎してくれました(去年は、父の方が入院しておりました)。息子も、帰省の時だけは、爺ちゃんと同じ部屋で寝るという懐きようで、特段のトラブルも無く過ごせているようです。

ただ、妹の方は、段々出不精になってきていて困っていますが…まあ、年頃の女の子になりつつある、ということなのでしょう。

いつまでも一緒に過ごすことができない、祖父母との貴重な時を楽しんでくれたら、と思っています。

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    こちらの派生ブログです。 こちらが息子を中心に息子の成長の様子や成長に関わり教育や社会について考えたことを書いているのに対し、同じ発達障害絡みではあるものの、広く社会一般を理解する一方法を軽く書いています。 せっかく学んだ発達障害の知識を生かすとすれば、という視点で書いています。
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