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2016年3月27日 (日)

(548) 卒業式

この週末、息子の卒業式が行われました。

当日の朝、6年前に息子が入学した時のことを考えていました。当時、卒業なんてはるか先の話だと感じていたことを思い出したのですが、ついにその日を迎えたのだな、と感慨深いものがありました。

記憶の糸を手繰ってみれば、まあ入学式は何とかなったものの、その後の6年間、本当にいろいろなことがあったなあと改めて感じ、瞑目久しく…となるべきところ、息子は式当日の集合時間を聞き洩らしていたようで、学校からまだ登校していない旨の電話を受けることとなりました

幸い、ちょうど家を出ようとしていたところであり、息子と学校に向かって走る走る! 最後の日なのに…結局遅刻とはなりましたが、まあ大筋には影響が出ませんでした。本人も、ちょっと前ならこういう想定外の事象が起こると、もっと崩れて自分の非を棚に上げて怒り出したりしていたのにな、と考えると、それはそれで成長を感じました。

このようなこともあり、気分的には厳かさも吹き飛んでしまいましたけれど、式場である体育館に他の生徒たちと一緒に入場し、皆と同じようにひとこと今後の抱負を述べ、校長先生から卒業証書を授与され、皆と一緒に歌を歌う。そのどれもが6年前の姿からは想像できず、目頭が熱くなるのを抑えられませんでした。

卒業式が終わり、校門付近で名残を惜しむクラスメート達には目もくれず、さっさと帰ろうとするところはまだまだ特性が出ておりましたが、何枚か写真を撮ろうとそれを押しとどめても、以前のように癇癪を起こしたりすることはなく、淡々と撮らせてくれました。

更に、夕方に行われた謝恩会にも、本人が参加意向を示したことも驚きでしたが、かつ一緒に行った妻によると、周囲の子と何となく一緒に行動できていたようで、友達なんてできないだろうと覚悟していた頃からすれば、隔世の感があります。じゃあ、あの登校しぶりは何だったのだろう? と思ってしまいます。

「周囲の子に混ざれて目立たないようになれることが、最高の成長」…自閉系の子を育てていると、本当にそう思いますよね。

これから、息子は成長の場を中学校に移すこととなります。今後は、更にややこしい問題が発生してくるだろうと思うと気が重くなりますが、ここまで来れたのだから、まあ何とかなるだろうと気を取り直して頑張りたいと思います。

最後になりましたが、小学校では多くの先生方や補助教員の方から真摯に息子に向き合って、できるだけのことをして頂きました。また、通級先の先生にも、親が口をはさみにくい事柄に対し、本人の気持ちをうまく聞き出して頂く等、大いに助けて頂きました。おかげ様を持ちまして、無事にこの日を迎えられたことに、深く感謝申し上げます。

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コメント

ご卒業おめでとうございます。

遅刻してしまったけれど、卒業式に間に合ってよかったです。
絶対に忘れない卒業式になりましたね。
式でも立派でしたね!
一言発すると言っても、大勢の人がいる中で緊張していたでしょうに。

我が家の次男の卒業式では、(何かやらかしてくれるんじゃないか!?)とヒヤヒヤしていて、感動の卒業式にならなかったので羨ましいです😊

中学は教科ごとに先生が変わったり、部活があるので、息子くん最初はとまどうかな?
春休みは短いので、入学式まですぐですね。

しょうさま

コメントとお祝いの言葉を頂き、ありがとうございました。

遅刻も、入場までにはまだ余裕もあったので、それ程影響はありませんでした。

今後の抱負のひとことを述べる際には、見ている親も緊張しました。祈るような気持ちでした。遥か昔、幼稚園年長時の発表会での失敗のトラウマがあったりもしまして

でも、無事に終えて最後までしっかりとした足取りで自席に戻る姿を見た時には、ホッとするとともに成長したな、との思いを強くしました。

ご指摘の通り、中学校はこれまでとかなり雰囲気もシステムも変わるでしょうから、まだまだ油断できないと思っておりますが、何とかなるよう努力して行きたいと思います。

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