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2015年12月20日 (日)

(538) 通級指導教室での変遷

息子の通級生活も5年目。

通い始めてしばらくは、親の方も勝手がわかりませんし、先生が立てた予定を基に日々の「お勤め」をこなすような感じでした。

在籍校に通級指導教室が設置されていないことから、通級がある日は、親の側も妻や私が通級指導教室設置校まで送り迎えをすることとなります。娘が幼稚園に通っている間は、もっぱら私が朝の出勤を遅らせて送ることが多かったです(こういうのは、フレックスができない会社にお勤めの方だと厳しいですよね)。

私の送りの道中は、振り返ると結構ストレスが大きいものでした。まず、在籍校よりもはるかに遠いので、そのことでブツブツ言われることも少なからずありました。そして、横断歩道には在籍校が配置した交通監視のおじ(い)さんがいて、在籍校とは逆の方向に向かう私達親子に対して、かなり奇異な目で見られたりもしました。まあ、そりゃそうですよねgawk

一方で、道中の草花の成長、家の改築、通り過ぎる猫、気温や天気などで、息子と会話のトレーニングをしたりもしていました。こういうありふれたネタでの会話は、社会人になっても必要だろうと思ってのことでしたが、それなりに回答が返ってきました。ぎこちない内容ではありましたがcoldsweats01

何はともあれ、通級にも慣れ、妹が幼稚園を卒園して通級への送りも妻にバトンタッチするようになる頃には、息子もそれなりに大きくなってきたことに加え、我々も慣れてきたことから、通級の有効活用方法が段々わかってきました。

息子は、日々の在籍校での授業において、一斉指示中心の普通学級ではどうしてもついていけない部分が出てきており、しかもうまくついていけていないことを先生に適切に伝えられない息子は、結果として本当にわかっているのか怪しい部分も少なくない状態となっています。それを、家と通級の担当の先生で情報を共有して、補習していくような形を組むことができるようになりました。

もちろん、情緒面での指導も継続して実施して頂いています。

特に、学期末に通級に通っているクラス全員で実施するクラス親睦会に対しては、当初息子はかなり否定的で参加させるのも大変でした。それでも今では、それなりに自分の意見を適切なタイミングで述べることができるようになり、企画にも積極的に参加できるようになりました。またゲームで負けても、かんしゃくを起こしたりすることが無くなっています。

加えて、在籍校で発生するトラブルについても、通級の授業の合間を使って、言葉でうまく説明できない息子からうまく聞き出してくれたりもします。これは、息子と信頼関係を構築でき、かつ指導も適切な担当の先生の力量という偶然によるものも大きかったと思いますが、このことは通級を選んだことがかなり奏功した部分だと感じています。親に対しては言いにくいことも、通級の先生には言えるようで、この情報を基に、全部ではないにせよ改善に向けた取組み・在籍校の担任への働きかけをすることができるようになりました。

このように学業・情緒とも継続的かつ家庭と一体となって取り組んできたことは、100点満点とは言えないまでも、それなりに意義があったと思います。

我が家が小学校の通級を利用するのは、残り3か月となりました。今後、通級に通わせようとお考えの方は、最初はともかくいずれは親がコーディネートして全体最適な形を構築・実践していくことが大切で、そのことが通わせる効果を最大限引き出すために必要である、という認識を持って頂きたいと思います。

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