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2015年7月 4日 (土)

(515) 量を減らす

発達障害の子は手先が不器用なことが多い。だから、健常の子と同じ量をやるのは負担感が大きく、過大な課題(シャレではありませんw)はやる気を損なう可能性がある。ゆえに、量を調節してあげると良い。

…という親向けの指導が書かれている本が散見されます。けれど、これについては一つ抜けているところがあるのではないでしょうか。

これだと、理解できているか、身に付いているのか、ということへのチェックが無いのです。

理解できている、身に付いているようであれば、もちろん量を調節して減らすというのはアリです。でも、このチェックも無しに、ただ量を減らしただけでは、みんなと一緒に取り組むという形式は満たされても、実質的に理解もできておらず身に付いてもいない、ということになってしまいます。それで良いのでしょうか。

やる気を重視することは、もちろん大切です。その意欲を摘まない、というニーズもわかります。けれども、やっても理解できない、身に付かないという状態が継続すると、それはそれで達成感が得られないことになります。

これに対しては、理解できていない、身に付いていない課題について、やはり時間を置いて再度チャレンジさせるとか、指示の出し方、伝え方等を工夫するといったフォローが必要になるだろうと感じます。ですから、ここまで親に一連で指導する書き方にしないと、余計な混乱を生じさせたり、後になって困ってしまうことになったりすることを危惧します。

発達障害児への療育での取り組みには、このような細かな部分への意識も必要になってきますね。

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