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2015年3月 7日 (土)

(498) 映画『みんなの学校』を観てきました

標記の映画を観てきました。

本作は、たまたま私が観ることができた、一昨年7月にフジテレビ系列で放送されたドキュメンタリー番組「みんなの学校」の映画版です。当時のテレビ放送については、 Togetterでまとめられています(ドキュメンタリー「みんなの学校」のTV放映と反響 - Togetterまとめ )。

まず、今のところ東京での上映館は渋谷のユーロスペース1館のみのようです。こちらの立地は、率直に言えば周囲に「子どもが泊まれない」宿泊施設が点在する、潔癖主義者の方には不向きな状況ではありますが、まあこれはしょうがありません。

1階のドアをくぐってエレベーター又は階段で3階まで昇ると、フロントがあるのですが、正直なところこんなに観に来ている人がいるのか、と驚きました。真鍋監督、スイマセン、ちょっとタカを括っておりました。率直にお詫びします。

結果的に、満席(映画館のHPによると92席のようです)で立ち見ならぬ通路に座り見の人までいましたので、こういう映画でもニーズがあるのですね。

ストーリーは、映画『みんなの学校』公式サイトのイントロのページに記載の通りです。ひとことでまとめてしまえば、ある公立小学校の1年でしかないです。

とはいえ、この中で、子どもと教職員、子どもと地域の方、そしてもちろん子ども同士といったそれぞれの関わりのシーンがつくりモノではないことと、子どもが本来持つ率直さから、訴えかける力がとても強く、観る者の魂を揺さぶってくるような感覚を覚えます。それは、もしかしたら我々自身が遠い昔に持っていた小学生当時の感性を、知らず知らずのうちに取り戻させられて、再度その頃の(少なくとも今よりは)豊かな感受性を刺激してくるからかも知れません。

加えて、この学校は健常の子もユニークな特性を持った子(敢えて、こう表現させて頂きます)も同じ教室で学び、相互が自然にそれぞれの特性への配慮を身に付けていく様子が捉えられていて、こういうのって良いよな~と素直に感じさせられます。

ただ、これも卓越した校長先生の指導力とそれをキチンと受け止めて相互に為すべきことを臨機応変に把握し対応できる先生方、更には地域のサポーターの方々の存在が大きいのだろうとも思っており、特にこのカナメの人がいなくなった時にどうなるかな、という一抹の不安は感じざるを得ませんでした。

何はともあれ、これは(発達)障害に関わる人間であれば、一見の価値があると強く感じました。ご興味があれば、是非ご覧頂きたいと思います。

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