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2013年11月10日 (日)

(428) 相手の考えを聞けるようになって

息子は、療育先でSSTの指導を受けています。

ペアとなった子の考えを聞き、相互に意見交換をしながら答えを一緒に考えていく、という課題に取り組んでいるのですが、これについては割とよくできていると指導の先生から言われています。また、自ら「こうじゃないかな」とさまざまな案を提示して、相手の同意を得るということもできていて、妹とケンカばかりしているところしか見ていない私としては、思ったよりも成長しているんだなあと感じて目を細めています(じゃあ、どうしておウチでも同じようにできないの? という疑問はありますけれど…)。

ある場面で、相手に対して「知らないかも知れませんが…」というクッション言葉を遣えるようになっていたことは、正直驚きました。これまで、イラストを見て状況を説明をするということについて療育の先生の指導を仰いでいるのですが、かなり苦手です。どうしても木を見て森を見ずの説明になりがちなのですよね。

この点、一点集中型の特性がよく現れているなあと感じていましたが、このように相手の立場に立って話をすることができるようになってきたのかと、ちょっと驚いています。

子供が成長し、それに連れて大小さまざまな変化を見せてくれるたびに、もう6年前のことではありますが、診断をもらった頃のことを思い出します。あの時、さんざん打ちのめされて悲観的になっていた時に漠然と思い描いていた将来見通しよりは、かなりマシな状態になっていることを実感し、率直に良かったと感じてはいます。この点、まだ診断を受けたばかりの方にもお伝えしたいことです。

でも一方で、だからこそ見えてきている「埋めがたく残ってしまっている部分」をどうするか、について考えてしまいます。だから手放しで喜べないんですよね…。

この部分を更に何かをやることによって綺麗に埋めることは、恐らくできないのでしょう。そして、それを補って余りある長所がそうそうあるかと問われたら、何とも言えませんし、持っている「手札」でどう勝負して世を渡っていくかについては、障害児育児での永遠の課題なのだろうと思っています。

後は、本人の成長というアンコントローラブルなもの(麻雀で言えば、裏ドラ)に期待する他ない局面を迎えつつある、と感じています。

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