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2013年8月 3日 (土)

(414) ABAエピソード

今回の主役は、娘です。

息子の療育で、ABAを取り入れてきたことは過去に何度か書いてきました。

ABAの基本は「良い行動をほめて強化する」ことだと解釈しており、実際にABAの療育を息子に対して行うことで、知能も伸びましたしできることも増えたと感じています。

さて、これまでの育ちを見て、娘は健常域だと思っています。だから、娘を育てるに際して、療育の手法を取り入れた対応をするとは思っていなかったところ、図らずも数年前、幼稚園に入園する際に使うこととなりました。

何があったのかと言うと、幼稚園に入園するのがプレッシャーになったのか、或いは単に着心地が悪かったのか、園服を絶対に着ようとしなくなってしまいました。入園式の5日前に妻が誘っても拒否、何とか着せようとすると、嫌がってひっくり返って泣く、という状態になってしまったのです。

正直困ったなあと思った時に、これはまさにABAで対応できる課題だ、ということに気づきました。

まず、穏やかに話しかけて、楽しい雰囲気を醸し出しつつ、拒否して泣く娘に夫婦で常に「幼稚園の服が着られるなんてえらいね」「スカート可愛いね」「袖も通せたね」等と着衣のステップが進む都度、とにかくほめ続けました。そう言いながら、娘が嫌がっても着替え作業自体はプロンプトし続けて着実に進め、最後まで完了させました。

もちろんそこで「できたね、よく頑張ったね!」「幼稚園の制服、かっこいいね!」と、知らない人が傍から見たら奇異に思われること間違いなしのオーバーアクションと、アメリカ人並みの感情のこもった声で徹底的にほめました。

娘は、初日はかなり抵抗しましたし、着衣が終わった時にはやはり泣いていました。でも、2日目には少し抵抗も泣き方も弱まっており、3日、4日と経つに従って、ほとんど抵抗することなく着るようになりました。

結局、入園式の日には、泣くこともなくちゃんとおとなしく着られるようになっており、このABAの原則通りの取り組みは、大成功であったと感じています。

もちろん、これはたまたまうまくいった一例でしかないと言われたらそれまでですが、ABAって健常児でも有効なんだなあと改めて感じたことでありました。ほめるということは、すごい力を持っていることが分かりましたし、息子にやってきたことの意義の再確認もできました。

ちなみに今、娘は元気に小学校に通っていて、この経験以降このような取り組みをする機会には恵まれておりませんが、何かあればやはりABAによる対応をするだろうと思います。

ネタ切れ気味なので、昔話をさせて頂きました。

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