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2013年4月 2日 (火)

(393)発達障害の根本

発達障害って結局どういうものなのかを考えた時、脳内の神経細胞の配分が健常者と異なることからくる能力の出方の違いだと理解するのが一番合理的だろうと思っています。

この配分の差が大きくなればなる程個体の差が広がってくるのは当然で、それは発達障害者と健常者の差はもちろん、健常者の中でも差が出てくることとなります。煎じ詰めれば、これが個性の一部を形作っていることにもなりますね。

その昔、とある落語家さんがつかみで「自分と郷ひろみとどこが違う? 目も鼻も口もある。ただ、多少並べ方が荒っぽいだけだ」というネタを使っておられましたが、脳の神経細胞の配分もこれに近いのかなあと思ったりします。

実際、その配分の違いで普通の人より少ない部分では、能力の限界がすぐにきてしまいやすくなります。また、体の動きがぎこちないのも、おそらく体の動きを指示する神経が少ない、例えば体の10ポイントに指示を出さなければならないところを6ポイントくらいで指示をするからだ、と思tっています。

更に、ON・OFFの切り替えが苦手なのも、人間本来は常時ONで、それに対してOFFの指令を出すことで動きを止めるというしくみになっているところ、このOFFの指令を出す神経の働きが悪いことから、気持ちの切り替えがうまくできない、ということにつながるのではないかと思います。睡眠障害も、これで説明できるのかなあと思いますし。

頭の中の神経細胞配分の差異についてあれこれ考えても、努力でどうこうできることはありませんよね? 今の医学では、脳の神経を有効に繋ぎ換えることはできませんから。

だからこそ、持って生まれた脳の神経細胞の配分を嘆くよりも、むしろその配分を活かせることってどのようなことがあるのだろうと考える方が、大事になってくるのではないかと思います。これまでは、健常者に合わせることを目的に、かなりの努力が行われてきました。

そういう定型回帰アプローチが行き詰まりを見せてきている今の時代にあって、社会的なNeedsではなく、持って生まれた脳の神経細胞の配分というSeedsからのアプローチによって今ある才能の卵を育てる試みが大切になるだろう、と強く思っています。

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