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2013年3月16日 (土)

(389)成長したと思われるようになること

今日は、娘の卒園式でした。

娘は、ベースは明るく元気で天真爛漫なのですが、さすがに今日が特別な日であることはわかるようで、いざ式が始まると入場の時の歩きもどことなくぎこちなく、卒園児の名前を呼ばれた時の返事の声も普段の3分の1程度の音量しかなく、ビデオカメラのレンズを通して見ると、顔がこわばり肩で息をしているのがわかるなど、かなり緊張していたようです。

この状況を把握して緊張できる、という能力を獲得した娘の成長を寿ぐとともに、そのような見方をしている親はあんまりいないよなあと苦笑しつつ、来し方の3年間を思い出して目頭が熱くなりました。

園長先生の挨拶や卒園児親代表のお礼の辞などでは、「運動会でのお遊戯もみんなでがんばりました」「組体操もできるようになりました」「工作や絵も上手になりました」「入園当初は園庭で泣いて入れない子もいたのが、今ではみんなこんなに静かに落ち着いて座っていられるようになりました」といったフレーズがたくさん散りばめられており、娘については全く問題ないものの、その一つ一つに若干古傷を触られるような苦い思いを感じてもいましたcoldsweats01

子どもが成長したな、と思われるようになるには、結局能力を獲得してそれを表現できる場を与えられることがまず必要なんだなと再認識するとともに、その獲得した能力が大人の側(もっと言えば社会の側)から見て好ましいものであることが望まれることも改めて感じました。

息子は、そういう視点から見ると、健常の子と比べて成長を感じられることが少なかったことは否めません。でも、スモールステップを踏むという新たな、そしてよりミクロな視点を取り入れられるようになった結果、やはりできるようになったことを実感できましたし、相応の喜びも感じられるようになりました。

そんなことを思い浮かべながら、式の終わりに近づいたこともあって若干緊張も取れた穏やかな表情を見せつつ卒園の歌を元気よく歌う娘の姿が眩しく感じられた卒園式でした。

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