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2012年5月13日 (日)

(329) 普通学級での課題

タイトルについて、いきなり列挙すると、

  1. 独り言が出る。思ったことをそのまま口にしてしまう。
  2. 1.にも関連するが、先生がみんなに語りかけている時に、1人で返事をしてしまう。
  3. 気持ちが高ぶり始めると、止められずに意味不明なことを言ってしまう。
  4. 新規のものに対する拒否感が強く、ネガティブな態度・発言をしてしまう。

ということかと思っています。通級指導教室の先生とも普通学級の先生ともすり合わせた結果ですが…。

1.2.については、例えば「おかあさんといっしょ」に出てくる3歳児と同程度だなあと考えることができます。こういう行動って、周囲のみんなはとっくに卒業しているのですが、息子はまだやっているということになります。これへの対応としては、頭の中で考えることは自由だけど、それをそのまま口に出してはいけない、ということを根気強く教えていくしかないと思っています。

考えてみると、これってみんなが普通にやっていることなんですよね。朝礼で校長先生のお話なんて、真面目に聞いていた人などそんなにいないと思うのですが(失礼)、適当にやり過ごすことができず、言われたこと全てを自分のこととして真正面から捉えて反応してしまう、ということから考えると、これはソーシャルスキルの問題として捉えることもできるかと思います。で、残念ながら、まだソーシャルスキルが未熟でまだまだ足りない、ということですね。

言い方は悪いですが、社会でやっていくために必要な「面従腹背テクニック」という世渡りのすべの獲得には、何でもかんでも思ったことを口にしないことがその前提として不可欠であり、いずれは乗り越えてもらわないといけないなあと思っています(汚れた大人になることを意識的に教え込むのって何だかなあ…という気持ちにもなります。自然に周囲から学べない以上しょうがないのですけど)。

3.については、最近は自分で手を上げて「ちょっと廊下に出てきます」と自律的にクールダウンできるようになってきてもいます。そもそも、できるだけ気持ちが高ぶらないように自らの予兆を早く察知したり、そうなりかかったらすかさず気持ちを切り替えるといったような技術も追々身につけていく必要があるのはもちろんなのですが、これがまだできないなかで、自律的なクールダウンのインターバルを取れるようになったことは、息子も進歩してはいるんだなと思います。もちろん、全体をみればまだまだではありますが、これは焦ってどうこうできるものでもなく、温く見守るべきところだと割り切っています。

4.については、新しい担任の先生に「全部を他の子と一緒にやらせる必要はないと考えている」旨をお伝えし、あまりにも拒否が強い時は同種のもっと簡単なものか別のものをやらせるようにお願いしています。みんなと一緒にいる時間をできるだけ楽しいものにすることが大切だと思っていますので。

ダメだと切り捨てるのは簡単ですが、ダメななかでも少しずつ対応できてきている部分を見つけて評価して誉める、ようにしていくことは、本人に取っても嬉しいことでしょうし、そうすることで親の気持ちも軽くなりますから、両者にとってメリットがあると考えています。

なお、こういう話し合いが普通にできている、ということは通級指導教室はもちろん、普通学級の担任の先生にも恵まれたな、と感じています。本来こういう「運・不運」によって子ども達が影響を受けてはいけないと思っており、忸怩たる思いを感じる部分もあるはあるのですが…

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