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2011年7月17日 (日)

(257) 海洋天堂を観て(いちゃもん編)

更に続けてしまっていますが、療育道(あるんか?)を歩む者として、気になっちゃった部分を書いてみます。

そもそも、21歳になるまでにもっと早くから身辺自立のスキルを教えておくべきだったと思います。21歳であれば、それまでのやり方が身に染みているでしょうし、それまでのやり方への固執が強いことを考えると、新しいことの習得にはかなりの労力が必要となります。そのスジの者としては、むしろ、元々できていたことを発展させるための努力を描いた方が、よりリアリティがあったと思います。例えば、服を脱いだら洗濯場所まで持って行き、ある程度たまったらスイッチを入れて洗剤を入れて洗濯をできるようにする、洗濯機が止まったら自力で干せるようにする、とか。

ちなみに、全然描かれていませんでしたが、トイレスキルなんかはどうしたんだろう、大丈夫かなあと思ったりもしました。ウオシュレットの使い方も覚えないといけませんし…

次に、新しいことを教える時の手法には疑問がありました。具体的には、一度に全部ではなくもっと細かく動作を分割(スモールステップ)して、一つ一つの動作を確実に教える必要があるし、更に動作の最後から段々前の部分を加えていくようにしないと(バックチェイニング)習得が難しいのに、と感じた部分がありました。

周囲の人たちの理解(自閉症への理解ではなく、障害がある子に対する接し方の理解)がかなり良くて、現実はそんなに優しくないよなあ、という羨望を感じたりもしました。

ネタそのものに触れずに書けるのはこれくらいですが、ついついそういう視点で見てしまう自分に若干の自己嫌悪を覚えてもいます。

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