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2010年11月

2010年11月28日 (日)

(188) 会社での経験

私は会社員です。勤務先の会社では年末にお得意さんのところにあいさつ回りをする風習があります(まあ、風習というよりどの会社でもやっていることだろうなと思いますが)。

工場で一緒だった新入社員のA君は、先輩社員(でも、私よりは後輩)と一緒に行くこととなっておりました。それで、会社の車をA君が運転して先輩社員とともに出発したのですが、1時間以上経った後に怒り狂った先輩社員が一人で事務所に帰ってきました。

「どうしたの?」と聞いたところ「A君が工場から出る前になって『工事の発注先の会社の事務所(工場の一角にある)に返さなければならない書類があるから立ち寄って良いか』と聞いてきたので、すぐ終わるだろうと思って許可した。しかし、出口前の駐車帯に停めた車の中で待てど暮らせど出てこない。で、どうしたのかなと思ってその事務所に行ったら、出てきた事務の女性に『さっき、うち(発注先)の者と車で現場確認に行きました』という返事が返ってきて、呆れて帰ってきた」と一気にまくし立てられました。

更に30分後にA君が事務所に戻ってきました。発注先の人に送ってもらったそうですが、A君が先輩社員に対して言った第一声は「いやあ、置いていかれちゃいましたねえ」だったので、先輩社員は嚇怒して出て行ってしまいました。

「おいおい、一体何があったんだい?」と話を聞いたところ「発注先に書類を持っていったら、別件で現場で相談したいことがあると言われたので、一緒に行きました」、「じゃあ、行く前に先輩社員に断って行くか、用事があるので別途でお願いしますと言えば良かったんじゃないの?」「そんなに時間がかからないと思ったので・・・」「・・・でも、1時間も待たされたら普通怒ると思わない? 少なくとも最初に言うべきなのは『いやあ、置いていかれちゃいましたねえ』じゃなくて『ごめんなさい』だろう?」「・・・まずかったですかね?」というような会話をすることとなりました。幸い、あいさつ回りはノーアポなのでお得意さんが待たされて激怒するということは避けられていたわけですが。

ちなみにA君は五帝大の一つを卒業しています。頭は極めてよいはずなのですが、先行き厳しいなあと思わざるを得ませんでした。取りあえず先輩社員には私がとりなしをして表面上は収まりましたけど、その後ぎこちなくなったのは言うまでもありません。

前々からちょっと??と思っており、ある程度自信があったのですが、この件で絶対にA君は自分の息子系だなと確信してしまいました(松坂大輔さんの名言を借用しましたw)。

逆に言うと、この先療育を続けてもこういうトラブルは出てくるんだろうなと他山の石として受け止める部分もある反面、こういう性質でも社会に出ちゃう人もいるんだなとちょっと気が楽になったりもしています。

(今回はかなり脚色しておりますが、できごとの趣意はこんな感じだったことをお断りしておきます)。

2010年11月27日 (土)

(187) 回復

息子は、風邪も治まりました。水・木と学校をお休みしましたが、金曜日は登校できました。食欲も戻ってきてホッとしています。今日は、体操教室にも行けました。取りあえず風邪の方は大丈夫だろうと思います。

熱が出ると、滲出性中耳炎がまたぶり返すのではないかとヒヤヒヤしています。耳鼻科は付き合いの長い友達のようになってしまっていますが、この中耳炎自体にも自閉的な行動(協調性が無い、落ち着きがない等)を生じさせる要因があるため、常に意識しています。

実際、一進一退なんですよね。良くなったと言われたりしても、1ヶ月も経って「耳が痛い」と言い出されて耳鼻科に行くと「また、液が溜まっていますね」と言われたり。

地道に対処していくしかないのでしょうけど。

2010年11月23日 (火)

(186) 風邪に倒れて

今、息子は風邪で寝込んでいます。

厳密には息子だけではありません。妹も微熱とセキが出ていますし、ついでに妻もセキが出ているということで、一応私だけがかろうじて健康を保っている状態です。

本当は、お出かけする予定だったのですが、こればかりはどうにもなりません。息子は朝ちょっと食べて以降、断続的に寝続けています(妹は、まだ微熱なので立ち居振る舞いは普段と変わらず元気ですが)。

前々から風呂上がりにすぐに寝巻きに着替えない悪癖があり、「早く着なさい!風邪ひくよ!」と言っても聞き流すか「やだねー!」と口答えする状態だったので、こういう時を利用して「ほら、だから風邪をひいたんだよ」と説教をしたりもしています。

風邪を引くと極めて気弱になるので、何を言われても「はい」という素直な心で返事をするようになります。可笑しいやらかわいそうになるやらですが、こういう場面も利用して教えられることは教えていこうと思います。

発達障害の子は、どうも言葉で説明されてもわからないようで、実際にそういう目にあった時に理解するようです(でも、また忘れたりもしますが)。失敗ばかりさせると自己評価が下がるという説もわかるのですが、意思を表示してくる場合には、失敗も経験させないとダメだなと思っていますし、だからこそ「失敗するのは自分だけだ」と思い込まないように、親も失敗した時には「あ、失敗した!」と息子にわかるようにオーバーリアクションするようにしています。

2010年11月20日 (土)

(185) ○○って書いて良い?

タイトルは、最近の息子の口ぐせです。

例えば、妹とけんかしていると「○○(妹の名前)はバカって書いて良い?」と半べそ書きながら尋ねてきます。基本的に許しませんが。

「書いても良いよ」と答えたらどこにどうやって書くつもりなんだろう? という好奇心はあるのですが、妻によると彼のスケジュール貼付用ホワイトボードなのだそうですbearing 手首のひねりがまだうまくないのでかなり下手な字だそうですが。

それにしても、なぜ書きたがるのかは謎です。書くこと自体は不得手で嫌いなはずなのにという疑問と、書いたらどういう効果があると期待しているのかという疑問があります。本人は、「書きたいから」としか答えてくれませんけどね。

これはこだわりなのかマイブームなのかは微妙なところだと思いますが、外で何かやらかすわけでもなく、ヌルく見守っています。

2010年11月14日 (日)

(184) なぜ寝ようとしないのか

ここのところ、息子は夜寝る時間になっても「イヤ、寝ないもん!」等と言ってしばらく起きていることがあります。寝付くのが遅くなればなるほど翌朝起こすのが大変なので、なだめたりすかしたりあれこれ手を尽くすと、やっとこさ布団に入ってきます。

ところが、いざ布団に入るとあっさり寝ちゃうことが多く朝までぐっすりです。2歳前後にあった睡眠障害は全くありません。眠かったくせに無理して・・・と笑っていたりしたのですが、先日療育の先生にお話したところ「それは学校に行きたがらないことと関係があるのではないか」と言われました。

つまり、寝ると朝になってしまう⇒そうするとまた学校に行かなければならなくなってしまう⇒それはイヤだ⇒寝なければ朝まで時間はたっぷりある⇒だから寝ない、という思考パターンではないかというのです。

本人がそういうことをしゃべれるほど言語能力が高くないので真実は藪の中ですが、なるほどそういう見方もあるんだな、と腑に落ちました。

普通学級の中でいろいろとやりにくいこともあるのだろうと推測しており、更に学校に言うべきことを伝えていかないとと思いました。モンペにならないように気をつけますが。

2010年11月13日 (土)

(183) 演劇会

何で小学校で演劇をやらねばならないのか、という思いが沸き立つのですが、本日演劇会が催されました。

息子は端役で良いので、といつもお願いしておりone of themの役になりましたが、しっかり台詞はあったりしました。

行事ごとがあるたびに大丈夫だろうか、また失敗したり途中で脱走したりしないだろうかと不安でバクバクしてしまいます。学校とも連絡を密に取り、練習にも積極的に参加していると聞いてはいたのですが、それでも大丈夫かなあと不安になります。

今日、カミさんと見に行きましたが、台詞はきわめてスムーズに言えていました。ただ、その後やることがないとあらぬ方向を見たりしてはいましたけど、泣いたり逃げたりすることもなく総じて言えば中の上のできだと思います。家に帰った息子を激賞したことは、言うまでもありません。

小学生になって、今のところ大きな行事として入学式、運動会と今回とありましたが、いずれも大ハズシがなくて良かったです。それでも、これがいつまで続くかという思いもありますが。

大観衆(?)を前にがんばった息子に幸あれ。

2010年11月 7日 (日)

(182) 発達障害児の友達

息子は、学校の同じクラスで友達と言えるほどの関係の子はいませんが、校内に同学年で発達障害の子が他にもいて、その子とは気が合うようです。

やっぱり同じ波長を持っているからだろうなと思うのですが、良いことばかりではなく悪いこともあります。悪いことをどちらかがすると、もう一方もそのマネをしてしまうということです。

だから付き合うな、ということは発想としては簡単ですが、心通わせられる数少ない友達を無碍に切ってしまうことについてリスクを感じています。

幸い、息子はクラスでそういう経験を持つに至っていないのですが、療育で知り合った方にお話を伺うと、お子さんが友達を求める気持ちが強くあって学校で子ども同士がたまっているところに顔を突っ込もうとされるそうなのですが、その子のお話が支離滅裂(であるように友達から受け取られる結果)となってしまうことが原因となって、「お前は来るな!」と言われてしまうようです。すでに小1にしてそういう経験をしてしまうのか、と思うと親としても気持ちが暗くなりますが、まだ息子がそうなっていないのは、いわゆる積極奇異タイプではなくではなく受動タイプだからだろうと推測され、今はまだそうなっていないだけだなと思うと、さてどうしたものかなと思案投首です。

取りあえず交流は継続し、良くない行動は消去をめざしつつ子ども達の成長を待つしかないのかなと思っています。

2010年11月 5日 (金)

(181) 社会適合

自分の受け止めを率直に言えば、社会適合は大きく2段階に分かれると思います。

まず、第一段階として一般的な表現を借りれば「世間様にご迷惑をかけない」レベルであること。具体的には、他害・他傷行為をしたり、奇声を上げたり、場違いな行動をしたりしないことです。

次に、第二段階としていわゆる社会の暗黙のルールを「ある程度」理解して対応できるレベルであること。具体的には、場に応じた振る舞いをそこそこできることです。

本当は、「ある程度」ではなくて「完全に」と言いたいところではありますが、実はそれは健常の人でも難しいし、できている人ばかりではないと思うので、若干割り引いています。

発達障害の子を持つ親としては、まずは第一段階を目指すべきであろうと考えています。これも、かなり難しいということは重々承知していますが、少なくとも他の子を本人しかわからない理由で殴る蹴るような子をそのままで理解してくれ、というのは無理があるのではないでしょうか。

私は、心理相談員の資格を取得するにあたり、疾病性ではなく事例性で判断するよう指導されました。要は、うつ病だからという言い方ではなく、会社に定時に出社できない、仕事の期限を守れない、という具体的に困っている事例を取り上げて判断するということです。つまり、発達障害だからを理由にしてはならず、それぞれの行為が社会的に見て受け入れられにくい事例であることから、まずはその行動(もっと言えば問題行動)を丹念にケアしていく(ABAであれば消去していく)努力が必要なのではないかと思います。

人間、誰に叩かれても痛いです。叩かれる側からすれば、発達障害だから叩かれてもしょうがないとは思わないでしょう。そこを飛ばして理解を求めても難しいと思います。

今、息子がそういう問題行動をしているわけではありませんが、その可能性が皆無ではないことを心しておかなければならないと考えています。

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