« (180) 基本に返る | トップページ | (182) 発達障害児の友達 »

2010年11月 5日 (金)

(181) 社会適合

自分の受け止めを率直に言えば、社会適合は大きく2段階に分かれると思います。

まず、第一段階として一般的な表現を借りれば「世間様にご迷惑をかけない」レベルであること。具体的には、他害・他傷行為をしたり、奇声を上げたり、場違いな行動をしたりしないことです。

次に、第二段階としていわゆる社会の暗黙のルールを「ある程度」理解して対応できるレベルであること。具体的には、場に応じた振る舞いをそこそこできることです。

本当は、「ある程度」ではなくて「完全に」と言いたいところではありますが、実はそれは健常の人でも難しいし、できている人ばかりではないと思うので、若干割り引いています。

発達障害の子を持つ親としては、まずは第一段階を目指すべきであろうと考えています。これも、かなり難しいということは重々承知していますが、少なくとも他の子を本人しかわからない理由で殴る蹴るような子をそのままで理解してくれ、というのは無理があるのではないでしょうか。

私は、心理相談員の資格を取得するにあたり、疾病性ではなく事例性で判断するよう指導されました。要は、うつ病だからという言い方ではなく、会社に定時に出社できない、仕事の期限を守れない、という具体的に困っている事例を取り上げて判断するということです。つまり、発達障害だからを理由にしてはならず、それぞれの行為が社会的に見て受け入れられにくい事例であることから、まずはその行動(もっと言えば問題行動)を丹念にケアしていく(ABAであれば消去していく)努力が必要なのではないかと思います。

人間、誰に叩かれても痛いです。叩かれる側からすれば、発達障害だから叩かれてもしょうがないとは思わないでしょう。そこを飛ばして理解を求めても難しいと思います。

今、息子がそういう問題行動をしているわけではありませんが、その可能性が皆無ではないことを心しておかなければならないと考えています。

« (180) 基本に返る | トップページ | (182) 発達障害児の友達 »

教育制度・環境」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/514748/49946526

この記事へのトラックバック一覧です: (181) 社会適合:

« (180) 基本に返る | トップページ | (182) 発達障害児の友達 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

twitter

  • twitterやっています

派生ブログ:障害児育児から見た世の中のしくみ

  • 派生ブログ:障害児育児から見た世の中のしくみ
    こちらの派生ブログです。 こちらが息子を中心に息子の成長の様子や成長に関わり教育や社会について考えたことを書いているのに対し、同じ発達障害絡みではあるものの、広く社会一般を理解する一方法を軽く書いています。 せっかく学んだ発達障害の知識を生かすとすれば、という視点で書いています。
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ