2017年12月16日 (土)

(622) 12月15日放送のコウノドリを観て

12月15日放送のコウノドリのテーマは、「出生前診断」でした。

出生前診断で分かるのは、遺伝子の異常に関連する障害がほとんどで、我々の育てている自閉症スペクトラム系の障害は、分かりません。

そういう子を持つ立場から出生前診断を見ると、障害の全てが分かるものではないというご批判は確かにそうだと思います。しかしながら一方で、それでも、家族が生きやすく、家庭の健やかな営みにつながるものであるならば、それを受けることは否定すべきものではないと思います。

「生命の選別につながる」という批判も、選別しなければならない個々の理由の存在を軽視し過ぎていると思います。

障害のある子を育てるのは、決して楽ではありません。それは私も身に染みているだけに、命の大切さを錦の御旗として悩み苦しむ夫婦に対し、軽々に「キレイゴト」を言うのはいかがなものかと思います。

もちろん、それを乗り越えて産み育てようと決断されることを否定するものではありません。自分が、自分の気持ちと周囲の状況と将来の見通しを何度も考えて結論を出す。その過程をしっかり踏まえることが、大事だと思います。

残念ながら、相模原の事件を持ち出すまでもなく、社会から余裕が無くなり、人心も荒んで障害者に厳しい意見や態度を示す人も少なくありません。

そのような人たちの言動を真に受けて苦しむのではなく、黙っている多くの人たちの中に、まだ人を思いやる気持ちが残っていることを信じて自らの進む道を決めてもらいたい。そう思います。

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