2018年2月18日 (日)

(630) 発達障害における働き方改革

現在、国会にて働き方改革についての議論がなされています。

政治の与野党の攻防や主張の右左については、あまり関心がありません。ただ、労働時間数と自己の裁量にばかり焦点が当たっているのはどうかな、と思っています。

言い換えると、発達障害者の存在がこの論戦に全く意識されていないなあと思うのです。

少数者をメインに考えるのはおかしい、と言われるかも知れません。でも、彼らも働く必要がある以上、そのことを考えなければなりません。

実際、発達障害者の働き方改革を考えると、それは時間数と裁量だけを考えるのではなく、むしろ職場での直接業務の遂行以外に、現状では周囲との会話やコミュニケーションがかなり必要とされていることを問題として捉え、それをできるだけ排除するための方策を考えるべきであろうと感じています。

皆さんのお勤め先で導入されているかは不明ですが、本来、目標管理制度には記載されることがまず無いこれらの会話やコミュニケーションが、実際の職場での評価でかなりの重みを持っていることは、皆さんもご承知だと思います。ここに手を付けないと、発達障害者側は、相変わらず働きづらいままになります。

私は本来、チーム内外における個人間の細かな調整をするのが上長の役割だと思っています。だから、個々の担当者がそういう部分で神経をすり減らさないようにしつつ、明確な指示と達成度合いが本人に自覚できる仕組みづくりをすることが必要で、それは発達障害者にはもちろんのこと、健常者にとっても有用ではないか、と思うのです。

日本の職場では、地位と給与が低い人間が、これらの本来は決して簡単ではない調整を雑用と称されることで、担うことになり過ぎているように思います。

人が自らの得意分野で能力を発揮して戦える状態にすること、それが本来の働き方改革ではないか。そう思っています。

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